インスリン作用解析
プラットフォーム

研究内容 エネルギー代謝解析と運動量解析

糖尿病・肥満研究おける実験動物解析ではエネルギー代謝測定と運動量測定は欠かせません。そこでマウス及びラットの呼気ガス分析により、安静時及び自発運動(Voluntary exercise)時、トレッドミル運動負荷時の酸素消費と呼吸商を測定することで、各状態でのエネルギー消費量を測定し、代謝基質を推定する機器と解析を共同研究として提供します。またビームセンサー方式にて運動量(Spontanaeous physical activity)を測定する機器と解析を共同研究として提供します。
条件  マウス及びラットで解析可能です。エネルギー代謝解析における測定条件(安静、自発運動、トレッドミル運動負荷)は要相談となります。
担当者 阪上 浩(サカウエ ヒロシ)
連絡先

医歯薬学研究部代謝栄養学分野教授
診断・測定法研究分野長(併任)

TEL(内線):088-633-7091(2516)
E-Mail:hsakaue@tokushima-u.ac.jp

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研究内容 細胞環境の物理的性質による細胞機能への影響の解析

接着細胞は、細胞外基質の生化学的な特性(細胞外基質の種類など)のみならず、硬度などの物理的性質をも細胞は認識し、細胞機能を調節します。たとえば脂肪組織の柔らかさを模したゲル上では3T3-L1脂肪細胞が初代培養脂肪細胞のような性質を示し、またインスリン感受性を増強させます。様々な種類の細胞で、その細胞が生体内で存在する基質の種類と硬度を模したゲルを作成し、培養することが可能です
条件  ご相談ください。
担当者 船木 真理
連絡先 所属:糖尿病対策センター
船木 真理
〒770-8503
徳島市蔵本町2-50-1

TEL(内線):088-633-7895
E-Mail:m-funaki@tokushima-u.ac.jp
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研究内容 脂肪細胞のサイズ解析

マウス及びラット、ヒトなどの脂肪組織をオスミウム酸固定し、コールターカウンターにて解析することで、脂肪細胞の大きさを測定する機器とプロトコールを提供します。平成23年5月より稼働予定です。
条件  マウス、ラット及びヒトなどの脂肪組織サンプルで解析可能です。ただしサンプルはオスミウム酸固定を必要としますので、プロトコール「脂肪細胞数ならびにその大きさの解析法」を御参照ください(第3者への配布には担当者の承諾を必要とします)。
担当者 阪上 浩(サカウエ ヒロシ)
連絡先

医歯薬学研究部代謝栄養学分野教授
診断・測定法研究分野長(併任)

TEL(内線):088-633-7091(2516)
E-Mail:hsakaue@tokushima-u.ac.jp

リンク 肪細胞数ならびにその大きさの解析法.pdf(134KB)
研究内容 In vivo 糖尿病代謝動態の評価

生体におけるインスリン作用を評価するため、安定同位体グルコースを用いたグルコースクランプ法を実施できる。肝臓および骨格筋におけるインスリン作用が個別に明らかにできる。また、高血糖クランプ検査によりインスリン分泌の定量評価が可能である。
条件  マウス~ラット~ヒトまでの研究支援が可能です。ヒトでは人工膵臓(STG-55)を用いて研究を行います。
担当者 松久 宗英
連絡先 所属:糖尿病臨床・研究開発センター
TEL(内線):088-633-7587(7119)
E-Mail:matuhisa@ tokushima-u.ac.jp
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臨床研究解析
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研究内容

コホート研究

糖尿病を発症していない徳島県民約1,400名を対象に、糖代謝異常発生の原因となる生活習慣、糖代謝異常発生を検知するマーカー探索を目指してコホート研究を行っています。生活習慣(食事・運動)の聞き取り、空腹時採血による血液採取のデータとシステムが存在しますので、共同研究のプラットホームとして利用可能です。
条件  ご相談ください。
担当者 秦 明子
連絡先

所属:糖尿病対策センター
船木 真理
〒770-8503
徳島市蔵本町2-50-1
TEL(内線):088-633-7895(7116)
E-Mail: m-funaki@tokushima-u.ac.jp

リンク 機器説明リンク

遺伝子解析
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研究内容

膵β細胞とその類縁細胞にとって、in vivo解析は非常に重要です。我々は、各種マウスを用いて、移植実験を繰り返しており、膵島移植実験でよく用いられる腎被膜下移植および腎臓摘出をルーチンで行っています。この腎被膜下移植モデルおよび同所性移植モデル(腸間膜内移植)作成を共同研究としてご提供します。

条件  移植細胞・移植動物種・糖尿病誘導についてはご相談下さい。
担当者 池本 哲也(イケモト テツヤ)
連絡先

徳島大学病院 消化器・移植外科
糖尿病臨床・研究開発センター(併任)
TEL:088-633-9277
Email: ikemoto.tetsuya@tokushima-u.ac.jp

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酸化ストレス解析
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研究内容

糖尿病発症および臓器合併症における酸化ストレスの意義に関する検討

近年、脂肪細胞や膵臓β細胞における炎症や酸化ストレスの増大が、インスリン抵抗性やインスリン分泌不全病態に大きな役割を果たしていることが明らかになってきました。さらに糖尿病によって引き起こされる心血管・腎・神経障害などの臓器合併症の進展機序にも酸化ストレス関与が注目されています。我々は生体の血中・尿中の酸化ストレス(d-ROMおよび8-OHdG)と血中の還元能(BAP)を測定することで、糖尿病発症および臓器合併症における酸化ストレスの意義に関する検討を行っています。
 
条件  臨床試験は、当院の臨床試験管理センターにて倫理審査の承認を経たものに限ります。また、遺伝子改変動物等の基礎実験サンプルについては、本学の遺伝子組み換え委員会の承認と動物資源研究部門での動物実験研究計画の承認を受けたものに限ります。
担当者 粟飯原 賢一
連絡先

所属:大学院医歯薬学研究部 実践地域診療・医科学分野 (寄付講座)研究室

TEL(内線):088-633-9269(9267)
E-Mail:aihara@tokushima-u.ac.jp

リンク 機器説明リンク
酸化ストレス・抗酸化力測定機器
酸化ストレスマーカー測定システム

研究内容

細胞・組織の鉄含有量測定

細胞・組織における鉄量の測定が可能です。簡便・迅速なアッセイであるフェロジン法による測定方法です。必要があれば従来からの方法の原子吸光度法の測定も行えます。

条件  細胞・組織ともに測定可能です。サンプル調整など条件についてはご相談ください。
担当者 池田 康将
連絡先

所属:大学院医歯薬学研究部 医学域 生医科学部門 生理系 薬理学分野
TEL(内線):088-633-7061(7061)
E-Mail:yasuike@tokushima-u.ac.jp

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研究内容

イオン化鉄の検出・評価

二価鉄特異的蛍光標識試薬を用いた細胞・組織におけるイオン化鉄の検出・局在を調べることができます。血漿などの溶液中の測定も可能です。また、ヒドロキシラジカル検出試薬であるDCFH-DAとの共染色を行うことにより、酸化ストレスとの関連性も調べることができます。

条件  細胞・組織ともに評価可能です。細胞は未固定生細胞、組織は未固定・凍結切片を用います。詳細な条件についてはご相談ください。
担当者 池田 康将
連絡先

所属:大学院医歯薬学研究部 医学域 生医科学部門 生理系 薬理学分野
TEL(内線):088-633-7061(7061)
E-Mail:yasuike@tokushima-u.ac.jp

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研究内容

電子スピン共鳴法を用いたラジカル種検出

電子スピン共鳴法は、生体サンプルからフリーラジカル種を直接測定可能な技術で、フリーラジカル種を定性的だけでなく、定量的にも測定できます。スピントラップ技術により、不安定なスーパーオキシドラジカルやヒドロキシルラジカルも検出可能です。スピントラップ剤であるDMPOやPBNを用いて特異的なラジカル種を形成させることで、生体内での酸化ストレスの測定もできます。また、静脈血1mLを用いて循環血液中の一酸化窒素(NO)濃度が測定可能です(Am J Physiol 285, H589, 2003)。

条件  ご相談ください。
担当者 池田 康将、土屋 浩一郎(薬学部医薬品機能生化学)
連絡先

所属:大学院医歯薬学研究部 医学域 生医科学部門 生理系 薬理学分野
TEL(内線):088-633-7061(7061)
E-Mail:yasuike@tokushima-u.ac.jp

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迅速インスリン測定
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研究内容

アジア型糖尿病でみられる膵β細胞でのインスリン分泌低下の研究がこれから重要ですが、インスリンの分泌能はこれまでELISAで測定するために手間もかかり2日以上要していました。そこでAlhaLISA、HTRF等のホモジーナスにて簡単で迅速な測定(数分程度)を行う機器(Envision)を提供します。技術的な詳細は下記のリンクを参照してください。

条件  あらかじめ利用希望を担当者まで連絡してください。消耗品は下記の通りです。
・96ウェルまたは384ウェルホワイトプレート
・AlphaLISA insulin kit (PerkinElmer)
利用料金:200円/回
担当者 親泊 政一
連絡先

所属:先端酵素学研究所 生体機能学分野
TEL(内線):088-633-9456(9456)
E-Mail:oyadomar@genome.tokushima-u.ac.jp

リンク PerkinElmerによるAlphaLISAの紹介

マウスラット生化学測定
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研究内容
遺伝子改変マウスの表現型を解析することで、個体レベルの病態メカニズムを明らかにする研究手法が重要で、遺伝子改変マウスの病態を把握するための生化学検査が必要になります。そこで全血で90ulと少ない採血量から約12分で14項目の生化学検査を自動で行う機器を提供します。技術的な詳細は下記のリンクを参照してください。
 
条件  あらかじめ利用希望を担当者まで連絡してください。以下の消耗品を持参すれば機器の使用料は無料、機器の使用法などは説明いたしますが、共同研究の必要はありません。VetScan用ローター(測定項目で異なります)
利用料金:200円/回
担当者 親泊 政一
連絡先

所属:先端酵素学研究所 生体機能学分野
TEL(内線):088-633-9456(9456)
E-Mail:oyadomar@genome.tokushima-u.ac.jp

リンク VetScan VS2の紹介

初代マウスラット肝細胞培養
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研究内容
肝臓は血糖調節や脂質合成など生体内で多様な機能を営む臓器ですが、肝細胞株ではそのほとんどの高次機能が欠落しており、初代肝細胞による解析が重要となります。遺伝子改変マウスや病態モデルマウスから単離した初代肝細胞によって糖新生などインスリン抵抗性の解析を行えます。そこで、肝細胞の単離に必要な麻酔機器や単離器具を提供します。単離のプロトコールは下記のリンクを参照してください。
 
条件  あらかじめ利用希望を担当者まで連絡してください。消耗品に関しては下記のリンク先を参照して下さい。
担当者 親泊 政一
連絡先

所属:先端酵素学研究所 生体機能学分野
TEL(内線):088-633-9456(9456)
E-Mail:oyadomar@genome.tokushima-u.ac.jp

リンク マウス初代肝細胞の単離と培養法

マウス運動負荷試験
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研究内容
運動療法は糖尿病の治療に欠くことができませんが、その分子メカニズムには未だ不明な点があります。マウスやラットを用いて運動負荷試験をすることで歩行・走行に対する生理的反応の研究することができます。そこで、斜度と走行速度を自由に変えることにより被験動物に対して運動負荷量を設定・変更することが可能な機器(TMS-4)を提供します。技術的な詳細は下記のリンクを参照してください。
 
条件  あらかじめ利用希望を担当者まで連絡してください。
担当者 親泊 政一
連絡先

所属:先端酵素学研究所 生体機能学分野
TEL(内線):088-633-9456(9456)
E-Mail:oyadomar@genome.tokushima-u.ac.jp

リンク マウス運動負荷試験法

細胞内代謝測定
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研究内容
細胞外フラックスアナライザー(SeahorseBioscience社 XF24)を用いて、細胞の主要なエネルギー代謝経路である解糖、TCAサイクル、ミトコンドリアによる好気呼吸の状態を、細胞に対して無侵襲・高感度に経時的に測定できます。細胞代謝アッセイは、代謝阻害剤への反応検出、細胞毒性試験、細胞レベルのエネルギー代謝や化合物プロファイリング等に威力を発揮します。
 
条件  あらかじめ利用希望を担当者まで連絡してください。消耗品(細胞外フラックスアナライザー用キット;測定項目で異なります)は下記リンク先を参照下さい。機器の使用法などはプライムテック社の担当者が説明いたします。
利用料金:1,000円/回
担当者 親泊 政一
連絡先

所属:先端酵素学研究所 生体機能学分野
TEL(内線):088-633-9456(9456)
E-Mail:oyadomar@genome.tokushima-u.ac.jp

リンク XFe24の紹介

初代マウスラット膵島細胞培養
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研究内容
膵島臓は血糖調節や脂質合成など生体内で多様な機能を営む臓器ですが、膵島細胞株ではそのほとんどの高次機能が欠落しており、初代膵島細胞による解析が重要となります。遺伝子改変マウスや病態モデルマウスから単離した初代膵島細胞によって糖新生などインスリン抵抗性の解析を行えます。そこで、膵島細胞の単離に必要な麻酔機器や単離器具を提供します。単離のプロトコールは下記のリンクを参照してください。
 
条件  あらかじめ利用希望を担当者まで連絡してください。単離のプロトコールを参照して必要な消耗品を持参すれば機器の使用料は無料です。単離の技術指導が必要な場合は共同研究とさせていただきます。
担当者 親泊 政一
連絡先

所属:先端酵素学研究所 生体機能学分野
TEL(内線):088-633-9456(9456)
E-Mail:oyadomar@genome.tokushima-u.ac.jp

リンク SpringerProtocols(677KB)

FAHFA脂肪酸測定
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研究内容
脂肪酸ヒドロキシ化脂肪酸(FAHFA)は2014年10月に同定・報告された新しい脂肪酸です。インスリン抵抗性のあるマウスにFAHFAを投与したところ、炎症・インスリン感受性・糖代謝が改善しました。さらにはヒト血液サンプルの解析において、インスリン抵抗性を有する人たちではFAHFAが低値あると報告されています。このFAHFAはヒトの体内でも合成され、合成や分解の速度を調節することにより新たな糖尿病治療への展開が想定されています。
 
条件  共同研究となりますが、サンプルからのFAHFA抽出から実施します。血清以外にもマウス及びラットでは組織での解析も可能です。
担当者 阪上 浩(サカウエ ヒロシ)
連絡先

医歯薬学研究部代謝栄養学分野教授
診断・測定法研究分野長(併任)

TEL(内線):088-633-7091(2516)
E-Mail:hsakaue@tokushima-u.ac.jp

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マウスインスリンクランプ試験
プラットフォーム

研究内容
インスリン抵抗性=高インスリン血症ではなく、インスリン分泌不全をともなう場合にでもインスリン抵抗性は存在します。高インスリン血症・正常血糖クランプはインスリン抵抗性を評価するためのゴールドスタンダードです。マウスを無麻酔非拘束条件下で解析します。
 
条件  基本は共同研究となります。当該プラットフォームはマウスでの解析での解析を主として実施します。
担当者 阪上 浩(サカウエ ヒロシ)
連絡先

医歯薬学研究部代謝栄養学分野教授
診断・測定法研究分野長(併任)

TEL(内線):088-633-7091(2516)
E-Mail:hsakaue@tokushima-u.ac.jp

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