酸化ストレス解析
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研究内容 |
糖尿病発症および臓器合併症における酸化ストレスの意義に関する検討 近年、脂肪細胞や膵臓β細胞における炎症や酸化ストレスの増大が、インスリン抵抗性やインスリン分泌不全病態に大きな役割を果たしていることが明らかになってきました。さらに糖尿病によって引き起こされる心血管・腎・神経障害などの臓器合併症の進展機序にも酸化ストレス関与が注目されています。我々は生体の血中・尿中の酸化ストレス(d-ROMおよび8-OHdG)と血中の還元能(BAP)を測定することで、糖尿病発症および臓器合併症における酸化ストレスの意義に関する検討を行っています。
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条件 | 臨床試験は、当院の臨床試験管理センターにて倫理審査の承認を経たものに限ります。また、遺伝子改変動物等の基礎実験サンプルについては、本学の遺伝子組み換え委員会の承認と動物資源研究部門での動物実験研究計画の承認を受けたものに限ります。 |
担当者 | 粟飯原 賢一 |
連絡先 |
所属:大学院医歯薬学研究部 実践地域診療・医科学分野 (寄付講座)研究室 |
リンク | 機器説明リンク 酸化ストレス・抗酸化力測定機器 酸化ストレスマーカー測定システム |
研究内容 |
細胞・組織の鉄含有量測定 細胞・組織における鉄量の測定が可能です。簡便・迅速なアッセイであるフェロジン法による測定方法です。必要があれば従来からの方法の原子吸光度法の測定も行えます。 |
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条件 | 細胞・組織ともに測定可能です。サンプル調整など条件についてはご相談ください。 |
担当者 | 池田 康将 |
連絡先 |
所属:大学院医歯薬学研究部 医学域 生医科学部門 生理系 薬理学分野 |
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研究内容 |
イオン化鉄の検出・評価 二価鉄特異的蛍光標識試薬を用いた細胞・組織におけるイオン化鉄の検出・局在を調べることができます。血漿などの溶液中の測定も可能です。また、ヒドロキシラジカル検出試薬であるDCFH-DAとの共染色を行うことにより、酸化ストレスとの関連性も調べることができます。 |
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条件 | 細胞・組織ともに評価可能です。細胞は未固定生細胞、組織は未固定・凍結切片を用います。詳細な条件についてはご相談ください。 |
担当者 | 池田 康将 |
連絡先 |
所属:大学院医歯薬学研究部 医学域 生医科学部門 生理系 薬理学分野 |
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研究内容 |
電子スピン共鳴法を用いたラジカル種検出 電子スピン共鳴法は、生体サンプルからフリーラジカル種を直接測定可能な技術で、フリーラジカル種を定性的だけでなく、定量的にも測定できます。スピントラップ技術により、不安定なスーパーオキシドラジカルやヒドロキシルラジカルも検出可能です。スピントラップ剤であるDMPOやPBNを用いて特異的なラジカル種を形成させることで、生体内での酸化ストレスの測定もできます。また、静脈血1mLを用いて循環血液中の一酸化窒素(NO)濃度が測定可能です(Am J Physiol 285, H589, 2003)。 |
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条件 | ご相談ください。 |
担当者 | 池田 康将、土屋 浩一郎(薬学部医薬品機能生化学) |
連絡先 |
所属:大学院医歯薬学研究部 医学域 生医科学部門 生理系 薬理学分野 |
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