高深度オミクス研究支援分野

技術開発支援部門
教授 竹本 龍也
takemoto.tatsuya[@]tokushima-u.ac.jp

2005年 大阪大学大学院理学研究科 博士後期課程修了
2005年 大阪大学大学院生命機能研究科 特任助手
2008年 大阪大学大学院生命機能研究科 助教
2013年 徳島大学藤井節郎記念医科学センター 初期発生研究分野 助教
2017年 徳島大学先端酵素学研究所 教授

研究概要

高深度オミクス医学研究拠点ネットワーク形成事業とは

 社会ニーズの高い感染症、アレルギー、がん等の疾患発症のメカニズム解明に向けて、単一細胞・単一分子レベルの解析ビックデータを収集・統合するため、国内4拠点の大学附置研究所(徳島大学先端酵素学研究所、九州大学生体防御医学研究所、東京医科歯科大学難治疾患研究所、熊本大学発生医学研究所)がネットワークを形成し、データ駆動型サイエンスを推進する「高深度オミクス研究センター」と「高深度オミクス研究支援分野」を設置しました。本研究所に設置された「高深度オミクス研究支援分野」では、動的NMRによるタンパク質構造解析やゲノム編集技術を活用した研究プラットフォームを確立し、単一細胞・単一分子レベルでの解析から得られた高精度・高分解能のビックデータを統合し、疾患克服に向けた生命現象の本質の理解に貢献することを目指します。
 本事業はゲノム(DNA)からエピゲノム(修飾)、トランスクリプトーム(RNA)、プロテオーム(タンパク質)、メタボローム(代謝物)に至る多階層の生体分子情報を横断的に理解するオミクス研究事業「トランスオミクス医学研究拠点ネットワーク形成事業(平成28~令和3年度)」を発展的に改組して、文部科学省共通政策課題(共同利用・共同研究拠点の強化)「高深度オミクス医学研究拠点ネットワーク形成事業」(令和4~9年度)として4拠点が連携して実施しています。

高深度オミクス研究支援分野とは

 本事業において得られた高深度オミクスデータについて、ゲノム編集を用いた「フェノミクス解析」やNMRを用いた「分子動態解析」に基づいた「動的解析」を行い、個体を構成する細胞集団の平均描像ではなく、それぞれの細胞の“個性”を理解する研究を行う。

拠点

連携研究機関名 拠点の名称
徳島大学先端酵素学研究所 酵素学研究拠点
九州大学生生体防御医学研究所 多階層生体防御システム研究拠点
東京医科歯科大学難治疾患研究所 難治疾患共同研究拠点
熊本大学発生医学研究所 発生医学の共同研究拠点

高深度オミクス研究支援分野運営メンバー

氏名 職名 所属
竹本 龍也 教授(併任) 先端酵素学研究所 発生生物学分野
齋尾 智英 教授(併任) 先端酵素学研究所 分子生命科学分野
大川 恭行 客員教授 九州大学 生体防御医学研究所
高地 雄太 客員教授 東京医科歯科大学 難治疾患研究所
丹羽 仁史 客員教授 熊本大学 発生医学研究所

最近の主要論文

スタッフ

教授:齋尾 智英
客員教授:大川 恭行
客員教授:高地 雄太
客員教授:丹羽 仁史